新しいお知らせ
一本杉通りの文化遺産を守る会について
NPO法人一本杉通りの文化遺産を守る会は、石川県七尾市一本杉通りをはじめとする地域の文化遺産の価値理解のための調査研究、文化遺産の保全およびその活用を通した地域活性に関する事業を行い、その知見を広く共有するために、設立されました。
石川県七尾市の一本杉通りは、16世紀末に小丸山城の城下町の一部として形成され、以来400年の長い歴史を有する町です。北前船の拠点として七尾の隆盛とともにあったこの地は、いまもなお商業集積を見ることができます。御祓川にかかる仙対橋から西へ続く一本杉通りの古い町並みには登録有形文化財に指定された建物も存在し、文化的・観光的な価値の高いエリアです。
しかし,2024年1月1日にこの地を襲った令和6年能登半島地震により,古い町並みは滅失の危機を見せています。今後始まる震災復興の諸事業において,どのようにすれば歴史的な町並みを保全・再生することが可能となるでしょうか。また,この地がこれまでと変わらず商業の町として持続するにはどのような取り組みが必要でしょうか。
私たちは,一本杉通りが育んできた「文化遺産」を次代に継承していくことによって,それが実現可能であると考えています。震災による危機を乗り越え,今後この地域が持続していくためにも,地域に残された「文化遺産」の価値や可能性を理解するための調査研究,それに基づく保全・活用の支援,それらを個別のプロジェクトとせず町一体となって共有するまちづくり活動への展開が求められているのではないでしょうか。このNPO法人では,地域住民や自治体との連携のもと,そのような活動に取り組みます。
また,災害の頻発化・激甚化が叫ばれる今日の我が国において,このような課題は多くの地域が直面するものとも考えられます。この活動で得られる知見を広く共有することを通して,我が国の災害復興の一助となることを望んでいます。
2024年1月1日に発生した地震は,私たちの環境を一変させました。私たちは,被災したその日から地域の復旧復興の諸活動に従事すると同時に,地域外からの支援の獲得に向けた活動を開始しました。そのなかで,良い災害復興の実現を能動的に担う主体の必要性を感じ,地域内外へ賛同者を募り,NPO法人の設立を企画しました。そして2024年9月18日に設立総会を開催し,NPO法人一本杉通りの文化遺産を守る会を設立するに至りました。
活動内容
- 地域の文化遺産の調査研究に関する事業
- 文化遺産の保全および活用に関する支援事業
- 文化遺産の活用を通した良質なまちづくりに関する支援事業
組織概要
法人名:特定非営利活動法人 一本杉通りの文化遺産を守る会
事務所:七尾市一本杉町3番地
代表者:高澤 久
認証 :2024年11月29日
目的 :この法人は、石川県七尾市および一般市民に対して、一本杉通りをはじめとする地域の文化遺産の価値理解のための調査研究、文化遺産の保全およびその活用を通した地域活性に関する事業を行い、その知見を広く共有することによって、我が国における地域社会の持続発展に寄与することを目的とする。
内閣府NPO法人ポータルサイトに、事業報告書その他の活動の状況に関する情報が掲載されます。
組織体制
理事長
高澤 久
理事
鳥居 貞利
清水 真一路
岡田 翔太郎
岡田 翔子
益邑 明伸
野口 雄太
荒木 笙子
監事
白石 レイ
サポート
私たちNPO法人一本杉通りの文化遺産を守る会は、皆様の温かいご支援によって活動を展開しています。
寄付
私たちの活動に共感していただける方々には、ぜひ「ご寄付」という形でのサポートをご検討ください。メール等でご連絡ください。
振込先:のと共栄信用金庫
店名:本店営業部
口座:普通預金 3120573
名義:トクヒ)イッポンスギドオリノブンカイサンヲマモルカイ
賛助会員
私たちの活動に賛同し、継続的に事業を賛助いただける方は、ぜひ「賛助会員」という形でサポートをお願いいたします。メール等でご連絡ください。
- 賛助会員(個人):年会費 2,000 円
- 賛助会員(団体):年会費 1 口 10,000 円(1 口以上)
連絡先
メールアドレス:contact@ipponsugi-heritage.org